探偵の社会貢献

探偵に調査を依頼しようと見積もって貰うと調査料金が意外にも高く、頼めないと戸惑った人もいるかと思います。
確かに探偵はボランティアではありませんし営利を追求するひとつの企業体ではあります。
そして探偵は調査技術という調査技能を売りにしている専門職であるのも事実です。
ではセレブというかある程度、資金背景がなければ依頼することはできないのでしょうか?
調査内容にもよりますが探偵というとすぐに思い浮かべる調査に浮気調査があります。
正直に言わして頂くと貧乏人には依頼することは無理でしょう。
1日5,6時間の尾行調査で探偵2名で平均10万円くらいは掛かると言われています。
1週間も調査すれば簡単に計算しても約70万円になります。
そんなに掛かるの?と思われる人もいるかもしれませんがこの金額でも平均的な金額で高いところですと150万円から200万円を超えるところもあるみたいです。
また状況に応じて調査時間が増えてしまったり、探偵の数も増やさなければならない場合もあるでしょうから当然更に調査料金が増える場合もあります。

こんな金額をサラリーマン世帯では厳しいというのは分かります。

確かにランチを500円以下に抑え、立ち食い蕎麦店や牛丼屋で済ませている人たちもいれば2000円以上のランチを摂る人たちもいます。
買い物等の外出に出掛ける際にも往復バスを利用して数百円の交通費に押さえる人もいれば往復タクシーを利用して数千円も出す人もいます。
貧乏人にはタクシーも頻繁には使えません。
バス停での時間を調べて多少でも歩いてバス停に行き、バスを利用するしかないのです。
レストランで高級ランチを食べ、往復タクシーを利用するにはある程度の資金がないとできるわけがないのです。
世の中には外車を数台所有しまたヨットやクルーザーなんかも持ち、別荘を国内ばかりか海外にも数棟持っている資産家な人はいます。
こういった人たちが利用することができるのが探偵なのかもしれません。
確かに昭和中期頃まではある程度のお金持ちしか探偵には頼めなかったとようです。
これは探偵業界にとって悪い慣習的なことであったかもしれません。
その名残りが今も残っているといえるかもしれません。

昭和中期頃まではまだまだ男尊女卑という風潮が残っており、男性にとって妾や愛人を持つことは金持ちのステータスでもあったとされた時代でもあったのです。
その後、高度成長やバブル全盛期などは一般男性も多少の蓄えを持てる様になり、浮気をする人の幅も広がりました。
ところがバブル崩壊という不況となり、蓄えが底をついたりして資産家と呼べる人も破産などにより減少しました。
そんな折、女性の社会進出が増え、妻の共働きも一気に増加しました。
夫婦共働きでなければ生活が苦しくなってきたのです。
そんな夫婦共働きの環境で増加してきたのが妻の浮気調査です。

それに伴い探偵の浮気調査は一般的にもなってきましたがさすがに調査料金は下がりません。
いや、下がる訳はありません。
高級ランチが500円にはなりませんしタクシー代も下がる訳はありません。
むしろ値上がりしています。
平成2年当時、2㎞までの初乗り運賃は470円から520円に値上がりした時代で現在では730円となっています。
ちなみにこの年の都営バスの料金は160円でした。

正直にいって探偵の調査料金は25年以上前よりほぼ据え置き状態みたいです。

探偵業界を庇う訳ではありませんが据え置き状態の業界が他にあるでしょうか?
しかもネット上ではかなり料金を安く提示しているところも出てきました。
25年以上前の料金より下がっている業界は正直思い浮かびません。
結果、いろいろな人が探偵を利用できるようになったのも事実です。

これがある意味、探偵のしている社会貢献かもしれません。

ただし調査料金は安いが調査が下手ではどうしようもありません。
実際に探偵経験の薄い探偵事務所が乱立しているのが現在の探偵業界の状況です。
経験不足の探偵が届出をして審査が通れば誰でもプロの探偵です。
簡単にホームページを作り、ネットに挙げれば問い合わせが来るかもしれないのです。
知らずとはいえ、そんな探偵に依頼してしまう依頼人も余りにも可愛そうです。
ある種、家を建てたことのない新米の大工がベテランの大工の手間賃よりも安い手間賃で家を建ててあげるということと同じかもしれません。
そんな大工に頼みたくありませんし建てられた家にも怖くて終の棲家として長く住みたくありません。

やはり依頼人が自らいくつかの探偵事務所に訪れ、選択してみることをまずお勧めします。
なお、探偵の口コミサイトやランキングサイトは自作自演が多いので絶対にあてにしないで下さい。
特にランキングサイトに投稿できるように比較する程、何社にも依頼する人はいないと断言できるからです。
浮気調査を今まで5社以上に頼んだなんて人はまず絶対にいないでしょう。
もし依頼人にとって良いと判断された探偵事務所なら仮に別の調査が出てきたときにもその探偵事務所に再依頼するはずです。